北朝鮮（きたちょうせん）は九日（ここのか）午前（ごぜん）、國営（こくえい）朝鮮（ちょうせん）中央（ちゅうおう）通信（つうしん）を通（つう）じて、初（はつ）の地下（ちか）核実験（かくじっけん）に成功（せいこう）したと発表（はっぴょう）しました。実験（じっけん）の詳（くわ）しい場所（ばしょ）や規(guī)模（きぼ）などについては明（あき）らかにしていません。北朝鮮（きたちょうせん）は今月（こんげつ）三日（みっか）、「核実験（かくじっけん）を実施（じっし）することになる」と宣言（せんげん）していました。核兵器（かくへいき）を開発（かいはつ）するために必要（ひつよう）な核実験（かくじっけん）を実施（じっし）したことで、北朝鮮（きたちょうせん）は八（やっ）つ目（め）の「核保有國（かくほゆうこく）」となりました。日本（にっぽん）、アメリカをはじめ世界（せかい）の國々（くにぐに）は北朝鮮（きたちょうせん）への制裁（せいさい）に踏（ふ）み切（き）るとみられます。

アメリカとの交渉（こうしょう）の材料（ざいりょう）に

　◇八（やっ）つ目（め）の保有國（ゆうこく）に

　韓國（かんこく）政府（せいふ）によると、北朝鮮（きたちょうせん）北東部（ほくとうぶ）の咸鏡北道（ハムギョンプクド）?花臺（ファデ）郡（ぐん）付近（ふきん）で九日（ここのか）午前（ごぜん）十時（じ）三十五分（ふん）ごろ、マグニチュード３?５８～３?７規(guī)模（きぼ）の地震波（じしんは）が探知（たんち）されたといいます。この付近（ふきん）で核実験（かくじっけん）が実施（じっし）されたと思（おも）われます。

　北朝鮮（きたちょうせん）は今後（こんご）「核保有國（かくほゆうこく）」として、金融（きんゆう）制裁（せいさい）解除（かいじょ）に向（む）けてアメリカを直接（ちょくせつ）交渉（こうしょう）に引（ひ）き出（だ）すことを狙（ねら）うとみられます。

　北朝鮮（きたちょうせん）の核実験（かくじっけん）に対（たい）し、國際連合（こくさいれんごう）（國連（こくれん））安全保障理事會（あんぜんほしょうりじかい）は九日（ここのか）、制裁（せいさい）決議案（けつぎあん）の協(xié)議（きょうぎ）に入（はい）ることで合意（ごうい）、アメリカが國連（こくれん）憲章（けんしょう）に基（もと）づき、北朝鮮（きたちょうせん）に対（たい）する武器（ぶき）やぜいたく品（ひん）の輸出（ゆしゅつ）禁止（きんし）などを盛（も）り込（こ）んだ決議（けつぎ）草案（そうあん）を示（しめ）しました。日本（にっぽん）は北朝鮮（きたちょうせん）籍（せき）の船（ふね）や航空機（こうくうき）の入港（にゅうこう）禁止（きんし）など、より強硬（きょうこう）な措置（そち）をさらに取（と）るよう求（もと）めました。日本（にっぽん）とアメリカは今週（こんしゅう）內（ない）の決議（けつぎ）採択（さいたく）を目指（めざ）しています。

毎日小學生新聞　2006年10月11日
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
北朝鮮（きたちょうせん）
批判（ひはん）
通じる／通過　→ラジオやテレビを通じて知らせる／通過廣播或電視通知
核実験（かくじっけん）、核兵器（かくへいき）、核保有國（かくほゆうこく）
明らか／明亮；明顯，顯然，清楚
宣言（せんげん）／宣布，宣告
踏み切る／下定決心 →???に踏み切る
マグニチュード／震級
狙う（ねらう）／瞄準，尋找???的機會
合意（ごうい）／同意，達成協(xié)議
憲章（けんしょう）／憲章
基づき（もとづき）／根據(jù)，依據(jù) →???に基づき
ぜいたく／奢侈　→贅沢な生活
盛り込む／加進
採択（さいたく）／采納，通過
目指す（めざす）　→目指す所／目的地
　　　　　　　　　　　→有名大學を目指す